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          「あなたの街の法律家」行政書士

江戸川支部活動報告

江戸川支部活動報告


令和5年度 第1回目の法教育出前授業実施報告

文章:佐藤之泰

 令和5年度に入り最初の法教育出前授業を624日(土)に、南葛西第三小学校の6年生(1組・2組)に対して実施しました。南葛西第三小学校では、昨年の1212日(月)にも実施しておりますが、今回は学校公開日で保護者の方々が見学される中で行われ、行政書士の活動を保護者の方々にも知っていただく大変すばらしい機会となりました。
 出前授業の内容は、具体的な事例を通して児童たちに「きまり・ルール」の必要性を改めて考えてもらうことを目的としました。

 事例: ある月曜日の朝、遅刻しそうだったので小学生の江戸川君は、急いで横断歩道を渡ろうとしました。その時に、歩道を走っていた自転車にぶつかってしまいました。自転車に乗っていた高校生の葛西君は、ケガはありませんでしたが、江戸川君はケガをしてしまいました。

 児童たちには事前にこの事例を配布し、アンケートを実施しました。
出前授業では、クラス内に3・4人のグループを作ってもらい、それぞれの児童がアンケートで考えてきた内容をグループ内で発表していきます。

@「事故が起こった原因は何か」
A「事故を防ぐためにどんなきまりがあると良いか」
B「そのようなきまりを守るために、どんな工夫があるといいか」

そして、グループ内で他の児童の発表を聞きながら、グループとしての意見を作っていきます。
ひとりは、発表用シートに意見を記入し、また、誰がグループを代表して発表するかを決めていきます。
われわれ行政書士は、グループごとの進捗具合を聞きながら、フォローしていきます。
 当初は、学校公開日でもあるし緊張してあんまり意見が出ないかも、という危惧がありましたが、児童たちからは積極的に手も挙がり、活発な意見発表や、グループ発表が行われました。
 ・「自転車はベルを鳴らして自分を気付かせる」    ・「ルールを破ったら罰金を取る」
 ・「見通しが悪いところにはカーブミラーを設置する」 ・「歩道を走る時は自転車を降りる」

 南葛西第三小学校は教室に廊下側の壁がなく、廊下のどこからでも教室内を見学できるユニークな構造になっています。徐々に、保護者の方々の人数も増えてきて、この春から着任された佐久間校長先生も廊下から見学されました。我々一同も、元気で活発な授業をお手伝いでき、ひと安心できました。

  
(左から齋藤、山、加藤、佐藤、鶴田、撮影/石井)
  


令和5年度江戸川支部暑気払い

 令和5722日に草ハレテラスで暑気払いを開催しました。
 当日は22名の会員と家族が参加し、ビルの屋上でしたがお天気にも恵まれ、本格的なBBQとグランピング体験ができ盛況でした。
 BBQは本格的に自分で調理する形式でしたが男性陣の活躍?により女性陣は日頃の家事から解放され、美味しく料理を頂きました()
 厚生部では今後も様々な企画を行っていきますのでぜひご参加ください!
                       
                                (厚生渉外部神谷)




            江戸川支部 法教育出前授業の実施報告
                               文章 菊池栄子

 令和51031日(火)、江戸川区立東葛西小学校において5年生の3クラスを対象として2時限目から順次クラス別に法教育の出前授業を実施致しました。東葛西小学校では9月中旬に障害者への理解促進の一環として、車いす体験を行っていましたので、今回の授業は「障害者差別解消法」を軸とした内容のものに致しました。
 出前授業に先立ちまして、次のような設定のもと、自分だったらどう考えるか、事前にアンケートを実施させていただきました。

設定:交通事故で車いすの生活になった江戸川さんは、最近インスタグラムにアップする   ようになり、大好きなカレーの食べ歩きを始め、街で噂のカレー屋さんに食べに行   った所、お店が狭くかつ、ランチ時で満席でした。お店を営んでいるご夫婦は「敷   地も狭く、お店をバリアフリーにしたいが高齢なので改装も難しい」という理由で   江戸川さんはお店に入れませんでした。

 当日は生徒の皆さんには、各クラスでいくつかの班に分かれて頂き、「障害者差別解消法」について不当な差別的取り扱いの禁止等の説明した後、事前アンケートの結果を発表し、何名かの生徒の意見も紹介しました。各クラスに手話ができる生徒も数名ずついて、とても嬉しく思いました。
 その後、江戸川さんが一緒にいた場合で、次のような場面に遭遇したらどうしたらいいと思うか、できる事や解決方法を考えてもらいました。

@  「東葛西小学校にエレベーターがない」
A  「公園で遊んでいたら地震が発生」
B 
「ディズニーランドでアトラクションに乗れない?」

 
15分という短い時間でしたが、具体的な対応策の検討と自助・共助・公助の区分けも考えてもらいました。その間、行政書士は各班を廻り、議論を見守りながら時に助言し、時に生徒と一緒になって議論しあいました。その結果は各班、テーマ別にA3用紙1枚にまとめてもらいました。
 いざ、各班の発表の時には、多くの生徒が挙手するクラスもあり、斬新な回答が飛交う場面もあり、とても頼もしく感じました。

 今回は「障害者差別解消法」を軸に法教育の出前授業を実施しましたが、障害者も健常者も共に気持ちよく生活するためには法の整備も大切ですが、なにも特別な事ではなく、1人ひとりの心の持ちようで変わる、という事に生徒の皆さんに気が付いていただければ幸いです。
 それがいつの日か具体的な行動に結びつく事を願いつつ、これからも「頼れる街の法律家」として、分かりやすく親しみやすい法教育を広げていきたいと思っております。


(左から加藤、山、片野、佐藤、菊池)撮影 石井

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